教養区分の2次試験について私がやった対策や試験当日の行動、その結果などについて書いていきたいと思います。
(といってもこんなゴミみたいな点数を取った私がどうこう言える立場にないですが、それでもどんな立ち回りでどの程度の点数が取れるかの目安にはなると思います。)
目次
結論
先に結論だけ書いておきます。
・企画提案試験で私がしたこと:事前の資料の読み込み、論理を固める。
→結果、基準点と同じ4点をもらう(満点12点、基準点4点、平均点5.951点、標準偏差2.061)
→更なる対策は、「役所にはお金が無い」ということや「予算を得る上で国民にどう説明するか」ということを意識する、想定される問題をいくつか予想して実際にレジュメづくりとプレゼンをやってみる、プレゼンの練習を他の人に聞いてもらいフィードバックをもらう、など。
・政策課題討議試験で私がしたこと:議論をぶち壊すような言動をしない、議論全体を聞きながら見逃されている論点を拾う。
→結果、最低評価(=基準点)のDをもらう(A、B、C、Dの4段階評価、Eだと即不合格になる)。
→更なる対策は、レジュメを時間内に仕上げる練習を重ねる(現状分析、政策目標、案の選択、理由、期待できる効果などを書く→こうすることでグルディスで皆に参照され自然と自分の持って行きたい方向に議論を導くことができるかも)、グルディスの練習を他の人とする(いなければ大学のキャリアセンターなども活用する)、など。
判定段階が1つ違うだけで貰える点数がだいぶ違ってくるので、最低でもCを取りたいところ。
・人物試験で私がしたこと:少なくとも面接カードに書いたことを深掘りされてもしっかり答えられるようにする。
→結果、C評価をもらう(A、B、C、Dの4段階評価、Eだと即不合格になる)。
→更なる対策は、「官僚はプレーヤーよりも様々な意見をまとめる調整役である」ことを意識する、組織で多くの人の間に立って調整役をした経験(ガクチカ)を話す、など。
判定段階が1つ違うだけで貰える点数がだいぶ違ってくるので、最低でもCを取りたいところ。
対策期間
自分のやる気があまり出ず、対策期間はほぼゼロに等しいです。事前に提示された企画提案試験の資料と、どんな感じでレジュメを書けばよいかをネットでチェックしたくらいです。
1次試験の時のように時間を多く割いてやるようなものではないですが、今思うと自分の準備は足りていないのは明白です。
企画提案試験
この試験は、いくつかの資料(事前に提示されていたものがほとんど)とともに課題文が与えられ、それについて具体的な政策を提案するプレゼン試験になります。
まず提案内容を紙に書き、後でそれに沿って現役官僚相手に分間プレゼンをし、20分程質疑応答をします。
対策としては事前に提示された参考文献のチェックしかせずに試験に臨みました。
レジュメの書き方は課題文の指示に従うことは前提として、ネットの情報を色々と参考にし、
①現状分析
②政策目標
③現状の課題の洗い出しとその原因
④最も取り組むべき課題の選定
⑤施策内容
⑥期待される効果と留意点
という構成で書くことにしました。
ただ本番のプレゼンでは論理はそれなりに固められたものの、提案した施策の予算を全く考えておらず、面接官に突っ込まれてしまいました。
何とか卒なく答えたものの、結果は4点(12点満点中)でした。基準点(これ未満だと赤点になる最低点)が4点なので惨憺たる結果と言えます。
そんな感じだった私が思う企画提案試験のポイントは
・参考資料は事前にチェックし、問題を予想し書いてみる
・「役所はお金が無い」ことを前提に考える
・論理はしっかりと固める
・予算規模を提示し、なぜその予算が必要か説明できるようにする
になります。
政策討議試験
グループディスカッションの試験になります。
当日に資料と共に課題とそれを解決するためのA案とB案が提示されます。そのどちらの政策を支持するか考え、自分の意見を説明するレジュメを20分で作成します。そのあとに受験者6人でA案とB案どちらの政策を採るべきか議論する試験です。
周りに受験者がいなかったので全く対策をせずに臨みました。レジュメは
①政策目標
②現状分析
③現状の課題とその原因
④課題の解決のためにA案とB案どちらが良いか、またその理由
⑤期待される効果と留意点
という構成で書こうと思いました(こうすることでグルディスで皆に参照され自然と自分の持って行きたい方向に議論を導くことができるかも)が、本番は思った以上に時間がなく、政策目標と選択した政策、その理由くらいしか書けませんでした。レジュメも3、4行くらい殴り書きした乱雑なものです。
またグルディスでは周りのレジュメと話すことのレベルの高さに圧倒され議論について行けず、私は完全に空気と化しました。これではまずいと思って、各人のレジュメを繰り返し見ながら、論点に加えたほうがよさそうな考えを見つけ、タイミングを見計らって意見を述べました。司会を務めた人のフォローもあってその後の議論にこの論点が追加されましたが、ただ私の活躍らしい活躍はこれくらいで、基本は首振り人形ムーブでした()。
完全に轟沈した私の評価はD判定(A、B、C、Dの4段階)でした。議論をぶち壊すような言動をするなど、よっぽどのことをしなければ(そういった言動をとるとE判定で不合格となる)、ここは大丈夫だと思います。ただ、判定段階が1つ違うだけで貰える点数がだいぶ違ってくるので、最低でもCを取りたいところです。
私が思う政策討議試験のポイントは
・レジュメを時間内に仕上げる
・現状分析、政策目標、案の選択、理由、期待できる効果などをレジュメで書くとグルディスで自分の持って行きたい方向に議論を導くことができるかも
・グルディスの練習
・議論をぶち壊さない
になります。
人物試験
事前に記入した面接カードを提出し、それに沿って面接官から質問を受ける面接になります。
事前に全体で言われますが出身大学名を言うのは禁止で、そこは注意しなければいけません。
志望動機、ガクチカや課外活動、志望度の熱意、自分の価値観などについて3人の面接官から深掘りするような質問を受けました。結論ファーストで分かりやすい応答を私は心掛けました。
そのうちの1人は自分を試すような感じで質問をしてきました。それに対して私はその面接官にとって少し見当違いの答えを言ってしまいましたが、何とか持ちこたえました。こういった面接官がいても挫けないことが大事だと思います。
結果、私の評価はC判定(A、B、C、Dの4段階)でした。こちらもグルディス同様、判定段階がつ違うだけで貰える点数がだいぶ違ってくるので、最低でもCを取りたいところ。
私が思う人物試験でのポイントは
・「官僚はプレーヤーよりも調整役である」ことを前提として意識する
・調整役に相応しそうと思われるようなことをガクチカなどで話す
・面接カードの中で何を聞かれても全て答えられるようにする
・応答は結論ファーストで分かりやすく堂々と
・試されるようなことがあっても挫けない
になります。
まとめ
2次試験で私がやった対策は以上になります。正直2次のプレゼンやグルディスは予備校に通った方が確実なのではないかと少し感じました(ただ予備校は1次に落ちるリスクを考えるとコスパは悪いと思いますが)。参考になると嬉しいです!
また試験を受けた時の様子や雰囲気などはこちらのちょっとした前後編のエッセイに書きましたので合わせてご覧ください。
前編↓
akkiy-s16record.hatenablog.com
後編↓
akkiy-s16record.hatenablog.com